満点とは言えないまでも、及第点を与えられる出来には上昇した。凱旋門賞(8着)の反動が心配されている
ジャスタウェイは、栗東坂路で
ローブティサージュ(4歳オープン)に半馬身遅れ。持ったままの相手に対して、福永の手綱が激しく動き、見た目の印象は良くなかったが、ぬかるむ馬場で4F53秒7-39秒3-13秒6と上々のタイムをマークした。
「遅れたけど、相手のローブが動く馬だからね。先週よりも良かったし、いい態勢で臨めると思うよ」と須貝師は頬を緩める。
先週の追い切りでは辛口の言葉しか出てこなかった福永も「いいころの雰囲気に戻ってきている」と
トーンアップだ。1枠(1)番については「いい方に出るか悪い方に出るかは分からないが、ここだったらロスはないよね」と前向きに語った。年度代表馬に向けて、負ける訳にはいかない。
エピファネイアは栗東CWで4F52秒7-37秒4-11秒7をマーク。ひと叩きされての上昇をアピールした。騎乗した福永(レースは
スミヨン)は「トモの入りがこの前よりも良くなっている。躍動感があって身のこなしも良かった」と笑顔。枠は2枠(4)番に決定。辻野助手は「前回、ゲートでうるさい面を見せていたので、偶数枠というのは良かった」と満足そうだった。