7日、旭川競馬場で行われた、ルーキーチャレンジ2歳(ダート1000m・1着賞金150万円)は、五十嵐冬樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(120円)モエレソーブラッズ(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)が、新種牡馬シンボリスウォード産駒の2番人気ビービーカルネに8馬身の差をつけ圧勝した。勝ちタイムは1分02秒6(稍重)。さらに5馬身差の3着には3番人気イトシノクリスティが入った。
勝ったモエレソーブラッズは、父サンデーサイレンス、母ラークホイッスル(その父Silver Deputy)という血統。全姉に新馬戦圧勝後のフェアリーS(GIII)で2着し、アネモネS(OP)に優勝したペニーホイッスル(牝3、美浦・松山康久厩舎)がいる。03年セレクトセールにて8000万円で落札。デビュー戦でも圧倒的1番人気(単勝100円)に支持されたが、スターバレリーナの仔フレンチウォリアー(牡2、北海道・成田春男厩舎、父フレンチデピュティ)の2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。
父のサンデーサイレンスは02年に死亡。03年に生まれた現2歳世代の産駒(107頭)がラストクロップになる。今回の勝利が、中央・地方・海外通じてこの世代初勝利となった。ちなみに中央同世代産駒は未出走で、今週末にアドマイヤキッス(日曜阪神)、ダイアモンドヘッド(日曜阪神)、クールカリッジ(日曜函館)の3頭がデビューを迎える。