外々を回ってねじ伏せる強い競馬。中山9R・黒竹賞(ダート1800m)はハーツクライ産駒の
アンヴァリッド(美浦・古賀慎)が1番人気に応えて新馬、500万特別連勝を決めた。序盤は後方で構えて、3角手前から外を回ってポジションアップ。強気に動いた分、苦しくはなったが、底力を示して先行した2番人気の
ホワイトフーガ(2着)を半馬身差し切った。勝ちタイムは1分54秒9。さらに1馬身1/4差の3着には3番人気の
スピリッツセカンドが入り、人気順での決着となった。
「前半は行く気を見せなかったけど、その分、脚がたまった。本気を出せばこれくらいはやれる馬」と後藤。気性面の課題を挙げつつも、素質の高さを称賛した。