目の覚めるような脚で鮮やかに差し切ったマイネルバサラ(手前)=東京競馬場
「2歳新馬」(東京6R・ダート1400m)
11番人気の
マイネルバサラ(牡、父シニスターミニスター、美浦・松山)が直線で猛然と追い込み、鮮やかに新馬勝ち。先行した3頭で態勢が決したかに思われたところを、ただ一頭違う脚色で豪快に差し切った。勝ちタイムは1分26秒6。半馬身差の2着は2番手から抜け出した5番人気の
ノーフォロワー、先手を奪った1番人気
クリムゾンバローズは直線半ばで力尽き、2着から1馬身差の3着に終わった。
直線に向いた時点で前とは10馬身以上の差があったが、馬群の外に出してからはグングン加速。ほかの馬が止まって見えるほどの豪脚に、柴田大は「前が止まる展開も味方したが、あそこから届くとは思わなかった。かなり能力があります」と笑顔を見せた。