アルフレードなど、七夕賞厩舎情報/美浦トレセンニュース

2015年07月08日 18:15

7月8日に七夕賞の最終追い切りを行ったアルフレード(撮影:佐々木祥恵)

 七夕賞(GIII・芝2000m)に出走予定の各馬の追い切りが、7月8日(水)に行われた。追い切り後に関係者に話を聞いた。

アルフレード(牡6・美浦・手塚貴久)について、手塚貴久調教師。
「最近ずっと調教の動きは良いですし、今日の追い切りも良かったですね。状態はかなり良いですよ。ゲートでタイミング悪く出る場合が多く、どうしても後ろからの競馬になってしまいますが、北村(宏)騎手とは福島なりの乗り方をすれば良いのではないかという話をしました。福島の小回りはやってみないとわかりませんけど、大丈夫だと思います。あまり雨は降らない方が良いですね。今の感じなら、1600mよりも2000mの方が良いでしょう。1コーナーまでにどのくらいの位置になるかがポイントですが、それもやってみないとわからないですしね。前に行く馬もいますし、少しでも差しが決まる展開になってほしいです」

ステラウインド(牡6・美浦・尾関知人)について、尾関知人調教師。
「前走の目黒記念(GII・12着)は距離が長かったのもあるかもしれないですが、内枠の馬で決まっていますし、外枠だったのも影響していると思います。今朝の追い切りは時計的にもイメージ通りでしたし、終いの反応が良く、動きも良かったですね。先週からずっと良い状態できていると思います。2000m以上は堅実に走っていますし、持ち時計もあります。昨年の函館記念(GIII・3着)やこれまでの中山での走りを見ると、福島の2000mでも対応できるでしょう。前走は体が減っていましたが、今週はフックラしていますし、日曜日の競馬ですから今日はしっかりやっておきました。この馬のパターン通りに普通にやっていけば良い競馬ができるというイメージを持っています」

ユールシンギング(牡5・美浦・勢司和浩)について、内田博幸騎手。
「今日の追い切りは、相手に併せにいった時に少しモサモサしていましたので、ステッキを入れて気合いを入れました。ただ動きは悪くありませんでしたし、オープン馬ですからあのくらいは動けます。やはり良い馬ですね。ただ自分のリズムを崩すと反抗しそうな感じがあります。馬にその気があれば行かせますが、無理に出そうとすると止めそうな雰囲気ですので、馬にその気がなければそれなりの乗り方をしようと思います。近走はあまり成績が出ていませんが、今回上向きなところが見えれば次に繋がってくると思います」

マイネルディーン(牡6・美浦・鹿戸雄一)について、鹿戸雄一調教師。
「前走の新潟大賞典(GIII・6着)は体調も良くて期待していたのですが、直線で進路を迷って少し待たされた分、追い出しが遅れました。スムーズなら際どいところまで来ていたかもしれないですね。2走前の福島のオープン特別(福島民報杯・3着)は外を回ったわりには良い脚で伸びてきましたから、福島コースも大丈夫でしょう。ハンデも54キロですし、展開一つでチャンスはありそうですね。以前は口向きが悪いところがあって掛かっていましたが、昨年暮れに1600万(グレイトフルS)を勝ったあたりから折り合いがつくようになりましたし、成長をしていますね。無理せず間をあけて使っていますので、馬は元気一杯ですし楽しみです」

グランデスバル(牡7・美浦・星野忍)について、星野忍調教師。
「前走の目黒記念(16着)はGIIで相手も強かったので仕方ないですね。休み明けを2戦してアバラもうっすら浮いてきましたし、体付きもスッキリしてきました。相変わらず追い切りができないので、今日は南Aコースで強めのキャンターを併せ馬でやって、プールに行きました。プールは週に2回行っています。もう少し距離があった方が良さそうですが、前で競馬ができますし、小回りの福島でうまく立ち回れればと思います。馬場の悪いのはさほど気にはしません」(取材・写真:佐々木祥恵)

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