BCターフ、独国産馬シロッコが堂々の押し切り

2005年10月30日 00:00

 現地時間29日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたBCターフ(3歳上、米G1・芝12f)は、C.スミヨン騎手騎乗の5番人気シロッコ Shirocco(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)が、2番手追走から道中でハナに立ち、直後に付けていた8番人気エース Aceを直線でさらに1.3/4馬身差まで広げて優勝した。勝ちタイムは2分29秒30(良)。さらにクビ差の3着には1番人気に支持されたアザムール Azamourが入った。昨年の凱旋門賞(仏G1)を制した3番人気バゴ Bagoは4着、このレース連覇を狙った4番人気ベタートークナウ Better Talk Nowは7着、5戦無敗でこのレースを迎えていた2番人気シェイクスピア Shakespeareはブービーの12着に敗れた。

 勝ったシロッコは父Monsun、母So Sedulous(その父The Minstrel)という血統の独国産馬。全兄にはスビアコ Subiaco(牡7、ゲルリンク賞-独G2)や、00年独ダービー3着のストームトゥルーパー Storm Trooper(牡4)がいる。04年3月のデビュー戦で2着に敗れたが、続くダービートライアルで7馬身差の圧勝を決め初勝利。1戦挟んで臨んだ04年ドイツダービー(独G1)でG1初制覇を飾り、秋2戦目のジョッキークラブ大賞典(伊G1)ではエレクトロクーショニスト Electrocutionistをクビ差退けG1・2勝目を挙げている。今年は約11ヶ月ぶりのレースとなったフォア賞(仏G2)で3着、前走の凱旋門賞(仏G1)ではハリケーンラン Hurricane Runの4着に敗れており、この勝利が今年初勝利となった。通算成績9戦4勝(G1、重賞共に3勝)。

 鞍上のC.スミヨン騎手はこのレース初勝利、管理するA.ファーブル調教師は90年インザウイングス In the Wingsで制して以来の通算2勝目、独国産馬は初勝利となった。

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