父譲りの瞬発力を見せつけたレーヴァテイン(左)=中山競馬場
「3歳新馬」(中山6R・芝2000m)
初戦からクラシックを意識させる勝ちっぷり。ディープインパクト産駒の
レーヴァテイン(牡、美浦・堀)が単勝1.5倍の圧倒的1番人気に応えて、2分5秒1のタイムで完勝デビューを決めた。中団の外のポジション取りから、緩い流れに逆らわずに位置を上げて3角手前では先頭をうかがう態勢。直線に向いてルメールが肩ムチで
ゴーサインを送ると、際立つ瞬発力で一気に突き抜けた。10年阪神JFの覇者で異父姉の
レーヴディソールを筆頭に活躍馬が並ぶ血筋。昨年は2冠馬
ドゥラメンテを送り出し、全国リーディングを獲得した堀厩舎から文句なしの大器が出現した。向正面でハナを奪った2番人気の
シャドウトルーパーが2馬身半差の2着。さらに4馬身差の3着には外からしぶとく伸びた3番人気の
クリミアタイガーが続いて、人気通りの決着に落ち着いた。
ルメールは「
リラックスして走っていた。追っての反応が良く、距離はもっと延びても大丈夫」とうなずいた。