「ユングフラウ賞・Ｓ２」（２２日、浦和）

　４番人気のステップオブダンスが好位から伸びて快勝。重賞初挑戦で初勝利を飾った。２着には３番人気のアップトゥユーが入り、１０番人気のグラスサファイヤが３着。断然の１番人気に支持されたピンクドッグウッドは７着に敗れた。なお、上位馬３頭には「第６３回桜花賞・Ｓ１」（３月２９日・浦和）への優先出走権が与えられた。

　ＪＲＡのフェブラリーＳ・Ｇ１（１９日・東京）を制したゴールドドリームに続き、浦和でも１８日に急死したゴールドアリュール産駒が重賞制覇を成し遂げた。その孝行娘はステップオブダンス。道中５番手から徐々にポジションを上げて、最後の直線ではアップトゥユーをゴール前できっちり差し切った。

　初めての浦和コースで左回りも未経験。「直線では祈りながら追いました。きょうは厳しい条件だったが勝ってくれた。かなりの素質を秘めている馬。桜花賞でも頑張りたい」と森泰斗はクラシック奪取へ意気込む。

「改めてゴールドアリュールの偉大さを感じましたね」と見届けた藤田輝師も感嘆。次の桜花賞へ向けても「距離が伸びてもいけそうだとジョッキーが言ってくれていますし、まだ良くなりますから」と期待をふくらませた。