日本ダービーに向けた1週前追い切りをCWで行ったクリンチャー(撮影:井内利彰)
皐月賞は直線先頭に立ち、見せ場十分のレースで4着の
クリンチャー(栗東・宮本博厩舎)。ここで日本ダービー(5月28日・東京芝2400m)に向けた優先出走権を確保。レース後は大一番に向けて、じっくりと調整されているが、今朝17日はCWコースで1週前追い切りを行っている。
藤岡佑介騎手が跨り、単走の内容。コースには正面入口から入場したが、2コーナーあたりでは、速くなりすぎないように鞍上も慎重にコンタクト。しかし、馬もそのあたりはきっちり理解しており、6F標識を過ぎるまではゆったりとした走り保っていた。
ス
トライドの大きな走りで、コーナーでの加速よりも最後の直線での加速が目立つ。時計は6F82.7〜5F67.5〜4F53.0〜3F38.5〜1F12.2秒。ゴールに向かって、ぐんぐんと加速していく走りは非常に印象的だった。
皐月賞3着で優先出走権を確保した
ダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎)は中間放牧に出されて、今朝が坂路馬場での3本目の追い切り。
サンライズノヴァとの併せ馬だったが、テンから速いラップを刻んでいき、最後までどちらも譲らずといった形でゴール。時計は4F51.7〜3F37.8〜2F25.0〜1F12.6秒とかなりしっかり負荷をかけてきた。
きさらぎ賞の勝ち馬
アメリカズカップ(栗東・音無秀孝厩舎)も日本ダービーに向けた1週前追い切り。坂路馬場で
プレスアテンションを追走する内容だったが、時計は4F54.0〜3F39.4〜2F25.6〜1F12.7秒。こちらは負荷をかけるというよりも、終始軽めといった内容だった。
(取材・写真:井内利彰)