デイリー盃ロジータ記念を快勝したステップオブダンス(撮影・中田匡峻)
「デイリー盃ロジータ記念・S1」(8日、川崎)
1番人気の
ステップオブダンスが3番手のポジションから、4角先頭で楽々と抜け出し、後続に2馬身半差をつけて完勝。2月のユングフラウ賞に続く重賞2勝目を挙げた。2着に6番人気の
シェアハッピーが食い込み、3着には8番人気の
グラスサファイヤ。
ロジータのひ孫で2番人気の
ローレライは4着だった。
約5カ月ぶりの実戦ながら、単勝2・6倍と1番人気の支持を集めた
ステップオブダンスの独壇場だった。スタートを決めると、最内枠を生かして道中は経済コースの3、4番手を進み、3コーナー手前から仕掛けて徐々に先頭に迫った。4角手前ではハナを切っていた
アップトゥユーを早々とかわし、直線でも力強いフットワークで駆け抜け後続を全く寄せ付けなかった。
「理想的なポジションが取れて、この距離にしてはハイペースだったので、深追いだけはしないように気をつけた。手応えは抜群で、あとはどこで抜け出すかだけでしたね」と森泰斗も
パーフェクトな勝利に満足そうな表情。見届けた藤田輝師も「スタッフがうまく仕上げてくれました。ジョッキーもソツなくうまく乗ってくれましたね」と満面の笑みだった。
今後は古馬との戦いに挑んでいく。トレーナーは「東京シンデレラマイル(12月30日・大井)と、TCK女王盃(1月24日・同)の両にらみで行きたい」と次走のプランを語った。