【万哲の馬場予報】関屋記念(新潟芝)「中団以内がVの近道!」

2018年08月11日 18:00

極端な乱ペースにならなければ、先行勢も止まらない

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【関屋記念(新潟の芝傾向)】
 新潟競馬場は金曜に約3ミリの降雨があったが、土曜は降雨が記録されず。土曜はやや重寄りの「良」でスタートしたが、昼過ぎからの好天でさらに乾き、前2週同様の高速決着の様相だった。内回り使用の1200m、1400mは明らかに内&前有利の傾向。先行型が簡単には止まらない。ただ、関屋記念で使用される外回りは展開次第で差し馬も届く。

 関屋記念と同舞台の外回り1600mで行われた12R(3歳上500万下)は道中10番手にいた1番人気ミカリーニョが直線で一番外に持ち出して一気差し。2着アシェットは道中6番手から内寄りをさばいて台頭した。逃げたスプリングゲイルが前半3F33秒8で飛ばしたこともあり、差し馬の台頭を誘発した形。ミカリーニョ自身の上がり3F33秒5で、勝ち時計1分33秒2と速い。当然、GIIIなら「1分32秒台」は楽に出る。展開次第では1分31秒台に突入も。

 速い時計に対応でき、かつ速い上がりに対応できる馬が例年の関屋記念通りに強い。2010年以降の関屋記念の勝ち馬は最終4コーナーですべて「6番手以内」にいた。極端な乱ペースにならなければ、先行勢も止まらない。中団以内がVの近道だ。

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