【万哲の馬場予報】エルムS(札幌ダート)「今年も高速決着になる可能性が高い」

2018年08月11日 18:00

前主導の決着が濃厚で、差し馬には向正面で早めに動ける器用さが要求されそう

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【エルムS(札幌のダート傾向)】
 札幌競馬場は金曜の雨に加えて、土曜も午後は時折小雨が降り続いた。不良でスタートしたダートは結局回復せず、最終週まで不良で施行された。

 湿った走りやすい高速馬場だった。土曜はダート競走が計5鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は「3番手、1番手、1番手、1番手、5番手」と先行馬天国だった。

 4R・3歳未勝利戦(1700m)を勝ったマコトキッショウの勝ち時計は1分43秒6と、古馬1000万、準オープン級の好時計。9R・3歳上500万下(1700m)を勝ったシンゼンガンプも1分43秒9と「1分43秒台」を記録した。

 日曜は好天予報で馬場は乾くが、それでもパサパサまでは考えにくく、やや重、重の適度に湿った状態は続きそう。重馬場で施行され、優勝したロンドンタウンが1分40秒9のレコードを記録した昨夏まではいかないまでも「1分41秒台」の高速決着になる可能性は高い。

 激しい逃げ争いで先行馬がバテる急流にならない限り、前主導の決着が濃厚。差し馬には向正面で早めに動ける器用さが要求される。

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