バーニーロイの半弟が5億円超え、英国のタタソールズ1歳馬セール

2019年10月14日 12:10

 10月8日から10日まで英国ニューマーケットで開催された、欧州1歳市場の最高峰「タタソールズ・オクトーバーセール・ブック1」は、欧州における一般景気の不透明感を反映し、主要な指標がすべて前年割れすることになった。

 具体的には、総売上げが前年比約3.8%ダウンの1億242万9000ギニー、平均価格が前年比約5.0%ダウンの25万8008ギニー、中間価格が前年比約10.4%ダウンの15万ギニー、前年は約14.0%だった主取り率が今年は約17.8%に上昇している。ただし、総売り上げはこのセールとしての歴代第2位、平均価格はともに歴代第3位という数字で、英国のEU離脱を巡る大混乱が起きている中で開催されたマーケットとしては、許容範囲内と市場関係者は見ている。

 最高価格馬は、上場番号148番として登場した、G1セントジェームスパレスS(芝7F213y)勝ち馬バーニーロイの半弟(父ドバウィ)にあたる牡馬で、シェイク・モハメドが率いるゴドルフィンが360万ギニー、日本円にしておよそ5億1500万円で購買している。

 また、日本人によると見られる購買は、現役時代にG1フィリーズマイル(芝8F)、G1コロネーションS(芝7F213y)という2つのG1を制したナンニーナの8番仔となる牡馬(父キングマン、上場番号464番、購買価格55万ギニー=約7875万円)を筆頭に、7頭が確認されている。

(文:合田直弘)

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