12日、水沢競馬場で行われた南部駒賞(2歳、ダート1600m、1着賞金600万円)は、小林俊彦騎手騎乗の1番人気パラダイスフラワー(牝2、岩手・櫻田浩三厩舎)が中団追走から直線入り口で先頭に並びかけると、追い込んだ7番人気アンダーボナンザに1.1/4馬身差をつけて押し切った。勝ちタイムは1分43秒3(重)。さらにハナ差の3着には3番人気トランプが入った。2番人気のネバーオブライトは4着だった。
勝ったパラダイスフラワーは、父ティンバーカントリー、母ダイナコマネチ(その父ノーザンテースト)という血統。半姉に95年京都牝馬特別(GIII)の勝ち馬システィーナ(父サクラユタカオー)、甥に04年全日本2歳優駿(交流GI)を制したプライドキムがいる。今年6月のデビュー戦(盛岡・芝1000m)は2着に敗れたが、2戦目からダート戦で4連勝。重賞初挑戦となったジュニアグランプリ(芝1600m)は11着に大敗したが、旭川に遠征した前走のエーデルワイス賞(交流GIII)で重賞初勝利を達成。今回の勝利でダート戦では5戦無敗となった。通算成績8戦6勝(重賞2勝)。