8日の中京4RでJRA通算100勝を達成した富田暁騎手(25)=栗東・木原。デビュー6年目での節目到達に「やっとスター
トラインに立てました」と安どの表情だ。
21年は減量の特典がなくなりながらも、キャリアハイとなる34勝をマーク。ただ、8月は月間0勝に終わり、どん底も味わった。「勝てなくなると、どうしてもどこかを変えないと、と思ってしまって…」と悩んだ時期もあったが、偉大な先輩が道しるべとなった。
「いろんな方に話を聞きました。今なら横山典さん。“もっと楽しく”と言われましたし、四位さんにも“もっと遊んでいい”と」。名手の助言で馬に乗る楽しさを取り戻し、「今年は去年以上に内容を求めていきたい」と、さらなるVラッシュに力を込めた。
今週は「リフレッシュ効果で見直せる今回は勝ち負けです」と話す日曜小倉3R
メイショウカササギを筆頭に、楽しみな馬がめじろ押し。目標に掲げる年間50勝、そしてその先に向かって突っ走る。(山本裕貴)