サンデーTC

【フェブラリーS】タイムフライヤーが豪快リハ 7歳にして自己最速!衰え知らずのG1馬

2022年02月18日 06:10

 タイムフライヤー(左)は栗東坂路で自己ベストをマーク(撮影・石湯恒介)

 「フェブラリーS・G1」(20日、東京)

 最高の状態に仕上がった。新コンビを組む横山武が騎乗したタイムフライヤーは17日、栗東坂路で4F51秒5をマーク。7歳にして自己ベストタイムを更新し、上昇ぶりをアピールした。動きの課題もスムーズにクリアするなど、初コンタクトの鞍上との相性もバッチリ。17年ホープフルSを制した衰え知らずの7歳馬が、砂のG1制覇を果たして完全復活を実証する。

 G1馬が豪快リハで好調ぶりを誇示した。横山武を背に栗東坂路でダノンシティ(6歳3勝クラス)と併せたタイムフライヤー。鞍上のゴーサインに反応し、7歳になってもその脚力は衰え知らず。2馬身半追走から併入を果たし、たたき出した4F51秒5-37秒4-12秒6のタイムは、この日の一番時計タイかつ自己最速だ。

 この1頭のために美浦から駆け付けた横山武も、「最近は成績が下がっているのでどうかと思っていたけど、ダイナミックな走りでした。手前をうまく変えないと聞いていたが、小さいアクション一発で変えてくれた。比較はできないけど、状態は良さそう」と好感触を伝える。ポイントだった動作を確認し、「楽しみに週末を待ちたいです」とうなずいた。

 調教での騎乗を依頼した橋口師も満足そうに振り返る。「動きは良かった。前回時は調教で手前を変えていなかったけど、1回でスッと変えたので」。この日の内容が実戦に結びつくことを期待する。

 昨年2月に定年引退した松田国英厩舎から受け継いで約1年が経過。「右トモがずっと傷みやすくて踏み込みも悪かったけど、バランスが良くなった。ウチに来た中で、一番いいかもしれない」と充実ぶりに胸を張った。

 ホープフルSを制して以降、ダートで2勝を挙げたが、狙うは4年2カ月ぶりのG1制覇。トレーナーも「“乗りやすい”と言ってくれたし、勢いのあるジョッキーなので期待したい」と力強いコメント。伸び盛りの関東リーディングジョッキーに全てを託す構えだ。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。