後続の猛追を振り切りデビュー勝ちを飾ったオンザブロッサム(撮影:下野雄規)
6月12日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦(5R、芝1800m)を勝利したオンザブロッサム(牝2、美浦・大和田成厩舎)は、10月29日に東京競馬場で行われるアルテミスS(2歳牝・GIII・芝1600m)を目標に調整される。
オンザブロッサムは父ラブリーデイ、母スターズバース、母の父タートルボウル。近親に2008年の秋華賞(GI)で16番人気の伏兵評価を覆し3着に好走したプロヴィナージュ、2017年の北九州記念(GIII)で14番人気ながら2着となったナリタスターワンなどがいる血統。
2021年の北海道オータムセールで1320万円(税込)の値が付けられた、社台ファームの生産馬。永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて臨んだ前走は、米GI馬を母に持つ良血馬ダノンザタイガー、近親にオークス馬や秋華賞馬を持つグランサバナなどが注目を集める中、12頭立ての11番人気(131.9倍)だった。レースでは2番手追走から直線で抜け出し、ゴール直前で猛追したダノンザタイガーを1/2馬身差振り切り初勝利を挙げている。