【名古屋グランプリレース後コメント】ペイシャエス菅原明良騎手ら

2022年12月08日 17:45

重賞2勝目を果たしたペイシャエス(c)netkeiba.com、撮影:稲葉訓也

 12月8日(木)に名古屋競馬場(晴・良)で行われたダートグレード競走・第22回名古屋グランプリ(JpnII・ダート2100m、出走12頭)は、道中4番手から5番手を進んだ1番人気のペイシャエスが2周目の3コーナーから外を回って追い上げ、直線では先に先頭に立った5番人気のヴァンヤールをハナ差捉え、重賞2勝目を果たした。

 勝ちタイムは2分15秒1で基準タイムを1秒1更新。

 2着はヴァンヤール、3着はインからいったん先頭に立った4番人気のラーゴム。4着がケイアイパープル、5着がクリンチャーで、JRA勢が上位5着までを占めた。地元・愛知のタニノタビトが6着で、地方馬最先着となった。

 勝ったペイシャエスは父エスポワールシチー、母リサプシュケ(その父ワイルドラッシュ)の3歳牡馬。通算成績は11戦4勝(うち地方4戦1勝)で、重賞は今年のユニコーンステークスに続いて2勝目。JRA美浦・小西一男調教師の管理馬。鞍上はJRAの菅原明良騎手。調教師、騎手とも名古屋グランプリは初勝利。

<レース後の関係者コメント>

1着 ペイシャエス(菅原明良騎手)
「前にいた馬(ヴァンヤール)の手応えが良く、ずっとマークしていたのですが、直線を向くまで(相手は)持ったままで走っていて、こちらは手応えが怪しくて、少し促しながらの競馬でしたし、何とか交わしてくれればいいなと思って乗っていました。

 これまでは勝つことができなくて悔しい気持ちでいっぱいでしたし、馬にももう一度タイトルを取らせてあげたいという気持ちが強かったので、きょうはここで勝つことが出来てとても嬉しく思います。

 新しい名古屋競馬場は、施設もきれいで、乗りやすかったです。ペイシャエスにとっては初めての競馬場で、砂が深かったので、どういう走りができるかなと思ったのですが、勝てて良かったです。

 厩舎関係者がすごくいい状態で競馬場に連れてきてくださったので、関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 3歳馬で、これからがすごく楽しみです。さらに成長していけると思いますし、GIの舞台でもいい成績を残せるように、結果を出せるように、僕も精進していきたいと思います。頑張ります」

(小西一男調教師)
「最後はギリギリ届いたかという感じで見ていましたが、よく頑張ってくれました。久々に力が入りました。

 距離が延びるのはいいと思っていました。深いダートは心配でしたが力をつけています。もっとパワーアップしてもらえるといいですね。この先は川崎記念あたりを考えています」

2着 ヴァンヤール(荻野極騎手)
「馬の雰囲気は良く感じました。スタートは、まわりがあまり行かず、自然と押し出される形になりましたが、行きたい馬を行かせてしっかり我慢させる競馬をしました。余裕を持っていい雰囲気で、勝てるなという感じがあったのですが、最後に決め手のある馬にやられてしまいました」

3着 ラーゴム(鮫島克駿騎手)
「スタートで出脚がつかず、最初のコーナーのポジションは相当苦しくなってしまいました。あの位置にいても良さを出せないと思ったので、思い切った競馬をしました。極端に砂の深いところを通ったわけではないですが、外目を通りたかったです。もう少し枠が外だと良かったです」

4着 ケイアイパープル(藤岡康太騎手)
「スタートが早い方では無く、内の砂が深いコースで、あまり進みが良くなく、枠順的に苦しかったです。いい時であれば手応え良く上がっていけるのですが、促しながらでした。向正面で外に出ましたが、調子の良い時のようにグッとくるようなところが無く、流れ込むような形になってしまいました」

5着 クリンチャー(藤岡佑介騎手)
「叩かれて状態は上がっていました。積極的に行きましたが、ペースが上がったところで苦しくなりました」

(取材:三浦拓実)

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