阪神は過去4走で3勝を挙げているインプレス(写真は昨年10月の兵庫特別、ユーザー提供:ノーツさん)
勢いで強豪撃破なるか。2勝クラス、3勝クラスと連勝中の
インプレス(牡4、栗東・佐々木晶三厩舎)が、京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)で重賞初制覇を目指す。
今回が昇級戦で、重賞はもちろん、オープンも初挑戦。
エフフォーリアや
ドウデュースなど、並み居る実績馬にまじれば印が薄いのも当然だ。ただ、阪神は過去4走して3勝を挙げているコース巧者。まして今が伸び盛りの明け4歳馬でもある。
キズナ産駒らしい息の長い末脚が生きる展開になれば、上位に食い込んでも不思議はない。
過去10年を振り返ると、1番人気は2勝、2番人気は未勝利だから、意外に人気馬が苦しんでいる一戦。3連単67万9100円の大波乱となった昨年の再現は十分に考えられる。前走が条件戦の馬が勝てば、01年のマックロウ以来、22年ぶりの快挙。その名の通り、多くのファンにインパクトを与える、歴史的な勝利が見たい。