競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
ダービーの最終切符となるプリンシパルSは
パクスオトマニカ(牡、久保田)が勝利。先手を取ってうまくペースをコントロール、お見事でしたね。
トライアルではありませんが関西の京都新聞杯は
サトノグランツ(牡、友道)が勝利して、こちらも出走確実なラインとなりました。これでダービーの出走馬が決まり、今週に入ってジョッキーも続々と発表されてきましたね。いよいよ今シーズンのPOGも正念場。筆者の指名馬にダービー、オークスの出走馬はいませんので…早々と2歳戦に意識を切り替えていきたいと思っております。
ちなみに先日、グリーンチャンネルで放送されるPOGドラフト会議の収録をしてきました。毎年ではあるのですが、分かりやすい良血馬が多い関西馬の方がパネラーの指名馬は多くなっていますが、狙いやすいのは関東馬だと思っています。筆者は指名できませんでしたが、
ソールオリエンスや
スキルヴィングを筆頭に重賞レベルの活躍馬も多いですし、関東馬中心の指名を、ぜひとも参考にしていただければと思います。
チェルヴィニア(牝、木村、父
ハービンジャー、母チェッキーノ)が10日に帰厩してきました。これからノーザンF系で東京デビューを目指す組が続々と帰厩してきますが、この時期の帰厩ということは東京の前半デビューとなりそうですね。まだ正式な発表はありませんが、早く競馬場での走りを見たい一頭です。
ウインマクシマム(牡、畠山、父
キタサンブラック、母コスモアクセス)が先日美浦に入厩してきました。育成牧場での動きが評判となっており「入厩したばかりですが、気性的に難しいところはなさそうです。これからゲート練習を積んでデビューを目指すことになりますが、東京開催中を目指して行ければと思っています」と畠山師。
キタサンブラック産駒は今年あまり多くないので、産駒を指名したい方の候補となる存在だと思います。
アルーリングタイム(牝、中舘、父
リアルインパクト、母アルーリングライフ)は
スピードあふれる母系。「攻め馬は動くし乗りやすい。6月4日の東京芝1400mを戸崎圭で使う予定です」と中舘師。昨年も同じ東京1週目の芝1400mを
クラックオブドーンで勝っており、2年連続で同じ条件の新馬戦を勝てるか注目です。(馬サブロー美浦支局・木村)