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【東京新聞杯】ブレイディヴェーグ 切れ味発揮 2度目マイル戦でG1馬の貫録示す 宮田師「一段階上がった」

2025年02月06日 06:00

 3頭併せで順調な仕上がりを示したブレイディヴェーグ(右)=撮影・園田高夫

 「東京新聞杯・G3」(9日、東京)

 今年初戦を迎える23年エリザベス女王杯覇者のブレイディヴェーグは5日、美浦Wで最終追い。意欲的な3頭併せで順調な仕上がりを示した。前走マイルCS(4着)に続き、今回もマイル戦を選択。この先に待ち受けるドバイ遠征、春のG1舞台に向けて、貫禄を示したい。秋華賞2着以来となるボンドガールは美浦坂路で最終調整した。

 2度目のマイル戦は結果を出す場だ。マイルCS4着以来となるブレイディヴェーグが、美浦Wで3頭併せで意欲的に追われた。前を行く2頭の僚馬を追走。4コーナーで最内に入ると、残り1F過ぎまでじっと我慢。そこから前に並び掛け、1コーナーまで加速を続けて6F81秒3-36秒9-11秒6と切れ味を発揮し、グロッシェン(4歳3勝クラス)には半馬身遅れたものの、デアルーチェ(3歳未勝利)にきっちり1馬身半先着した。

 手綱を取った杉原(レースはルメール)は「軽い動きでした。体も息もできているし、悪くないと思います」と好感触。1週前の段階では重め残りを懸念していた宮田師だが、「整地後のふわふわした馬場で走りにくそうななか、いい時計でいい動きでした。先週から一段階上がりましたね。十分負荷をかけたし、いい方に向くと期待しています」と好感触を得た。

 現状は、前走から10キロ以上の馬体増も「数字にとらわれず」と同師は中身を重視。実際、11カ月ぶりで中間の調整に不安要素が多かった府中牝馬S前よりも「いいです」と確かな手応えがある。

 本来はもう1〜2F長い距離がベスト。師は「今後の選択肢として、東京にはマイルG1がありますから。そういう舞台でもしっかり結果を出さないと。東京はこの馬にとってプラスだと思うので」とコース適性での距離克服に期待する。次走に目標を置くドバイターフ(4月5日・UAEメイダン)へ、そして春の国内G1へ。ここはG1馬の走りをしっかり見せつける。

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