23年のセントウルSを制したテイエムスパーダ(23年9月撮影、ユーザー提供:フォスさん)
3月2日のレースを最後に定年となる木原一良調教師が、オーシャンステークス(4歳上・GIII・芝1200m)のテイエムスパーダ(牝6)でラスト重賞に挑む。
木原調教師は騎手としてJRA通算602戦29勝。そして調教師としては99年に開業し、JRA通算5655戦352勝。JRA重賞は13年の共同通信杯のメイケイペガスター、18年の東海Sのテイエムジンソクなど11勝を挙げている。
オーシャンSには厩舎の看板馬のテイエムスパーダで挑む。22年のCBC賞、23年のセントウルSの覇者。逃げ馬らしく安定感には欠けるが、3走前のアイビスSDで3着に健闘するなど、噛み合えば重賞でも通用する力を秘めている。今回も3角までのポジション争いがカギになるだろう。
師匠の引退に合わせ、米国遠征から一時帰国している愛弟子・富田暁騎手とは5戦ぶりのタッグとなる。思い切った手綱捌きで、是非とも師匠の有終の美を飾ってほしい。