チューリップ賞は惜しくも2着だったウォーターガーベラと武豊騎手(今年3月撮影、ユーザー提供:TKさん)
武豊騎手がウォーターガーベラ(牝3、栗東・石橋守厩舎)で、桜花賞(3歳牝・GI・芝1600m)の21年ぶり6勝目を狙う。
武豊騎手はこれまで桜花賞に現役最多の31回騎乗。89年にシャダイカグラで初制覇。その後も93年にベガ、94年にオグリローマン、98年にファレノプシス、04年にダンスインザムードで制し、歴代最多の5勝を挙げている。また、2着は22年のウォーターナビレラなど7回。勝率は16%、連対率は39%のハイアベレージだから凄い。
今年のパートナーはウォーターガーベラだ。レース毎のパフォーマンスの差が激しいタイプだが、シンザン記念では牡馬相手に3着と好走。武豊騎手と初コンビを結成した前走のチューリップ賞では内から鋭く伸びて、クリノメイからハナ差の2着に健闘した。その後、河内洋厩舎の解散に伴い、石橋守厩舎の所属に。今回はGI初挑戦となるが、全てが噛み合えば上位争いに食い込めるだろう。
武豊騎手は騎手時代から懇意にしているトレーナーにGI初制覇をプレゼントできるか。「平成の桜花賞男」が令和初の戴冠となれば、大いに盛り上がるに違いない。