積丹特別に出走予定のアルマデオロ(撮影:山中博喜)
名馬
キタサンブラックの半弟となる
アルマデオロ(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、日曜札幌12Rの積丹特別(3歳上・1勝クラス・芝2600m)で2勝目を狙う。
アルマデオロは父
レイデオロ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄の
キタサンブラックは16年と17年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬。種牡馬としても
イクイノックスや
クロワデュノール、
ソールオリエンスや
ウィルソンテソーロを送り出し、大成功を収めている。また、同じく半兄の
シュガークンは24年の青葉賞の覇者。
ショウナンバッハと
エブリワンブラックもオープンまで出世している。馬名はスペイン語で「黄金の魂」。ユニオンオーナーズクラブにおいて総額1億円で募集された。
ここまで7戦1勝。デビューからワンパンチ足りないレースが続いたが、徐々に力を付けて、前々走で待望の初勝利。それも最後は流して2馬身半差の圧勝だからインパクトがあった。昇級戦の前走も2着にまとめて、早々とクラスにメド。今回は600mの距離延長で初の2600mとなるが、血統的にはプラス。武豊騎手の継続騎乗も頼もしく、きっちり決めたい一戦となる。