軽快な脚取りで好ムードを漂わせたショウナンラプンタ
「京都大賞典・G2」(10月5日、京都)
反撃の秋へ-。
ショウナンラプンタが1日、栗東坂路で軽快リハ。1本目に4F74秒9-16秒5で駆け上がった後、約10分の
インターバルを挟み、2本目はラストで仕掛けられて4F55秒8-12秒3。厩舎特有の2本乗りで機敏な動きを見せた。高野師は「リズムを整えながらという指示。のびのびと走れていて、とてもいい動きでした」と納得の表情。宝塚記念以来3カ月半ぶりの実戦となるが「順調に来られたのが何より。順調なら力を出せると信じています」と仕上げに納得の表情だ。
3歳の頃は左へ張ったり、折り合いを欠いたりと不安定だったが、「春は上手に走れていた」と話すように、4歳を迎えて癖が解消し、スムーズな走りに進化。詰めの甘さは否めないものの、天皇賞・春3着、宝塚記念4着とG1でも大崩れせずに上位争いを演じた。
まだ、タイトルには手が届かずも、重賞で2着2回、3着2回、4着4回ともうひと押し。千八から三二と幅広く使われてきたが、指揮官は「距離はベストと思う」と今回の二四を歓迎する。“最強の2勝馬”とは言わせない。ここで悲願のタイトル奪取だ。