◆第1回アイルランドトロフィー・G2(10月12日、東京競馬場・芝1800メートル=1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)=10月7日、栗東トレセン
ドゥアイズ(牝5歳、栗東・庄野靖志厩舎、父
ルーラーシップ)は角馬場からEダートコースを周回。素軽い脚取りでリズム良く駆けた。笠原助手は「夏に1回使ってからリフレッシュ。痛んでいるところも取れて活気がありますね」と納得の表情。10月5日にはCWコースで5ハロン70秒5―11秒3としっかりと時計を出し、「レースに向かっていい感じになっています。今週1本やれば、さらに良くなる手応えがありますね」。ひと追いごとに状態を上げている。
2022年の阪神JFで2着。2023年の牝馬3冠にすべて出走し、昨年のヴィクトリアマイルでも4着に入るなどG1で活躍してきたが、5走前のターコイズS3着後は本来の力を発揮できていない。近2走はダートに浮上のきっかけを求めたが、いずれも2桁着順に終わった。「前走は夏バテの雰囲気がありました。ダートに使ったこともありましたが、暑さにやられて走れなかった感じはありますね」と同助手は分析する。
今回は東京・芝1800メートルを狙っての参戦。「1800メートルだと競馬がしやすいし、良さが出る舞台と思って期待しています。合いそうな条件と、芝に戻してこの馬らしい走りを見せてほしい」と笠原助手は反撃へ力を込めた。