初勝利を飾ったチャリングクロス(右)(カメラ・荒牧 徹)
別馬のように変身したダービー馬の弟にSNSでは驚きの反応が寄せられている。12日に行われた東京3R・2歳未勝利(芝2000メートル=10頭立て)で初勝利を飾ったのは、4番人気の
チャリングクロス(牡2歳、美浦・奥村武厩舎、父
キタサンブラック)。今年のダービー馬
クロワデュノールの全弟が、9着に敗れたデビュー戦から見事に巻き返した。
3番枠からスタートした同馬は出たなりで後方から運び、少し力む面を見せたものの、折り合いがついてからはスムーズに追走。直線では窮屈なポジションに入ってしまったが、内に進路を取って残り200メートル過ぎに先頭に躍り出ると、そのまま押し切った。後続に1馬身半差をつける快勝で勝ち時計は2分0秒0(良)。
2番人気に支持された初戦は後方追走から直線ではまったく脚を使えず9着と惨敗を喫した。4か月の休養を挟んだ2戦目の今回は、馬体重が前走からプラス20キロの488キロ。初戦から
パワーアップした姿で変わり身を見せた。
2戦目で初勝利を飾った
チャリングクロスはXでもトレンド入りするほど。この結果にSNSでは「巻き返せるとは……成長力がすごい」「面白そうな子」「間に合ったな」「お兄ちゃんにそっくりだ」「内田博幸が
チャリングクロスで復活したらアツい」「馬体重めっちゃ増えててびっくりした」「完全に別馬と化したね」「進路キワドすぎてドキドキ」「すごい変わり身だ」「新馬戦とは別馬になってるやん」などのコメントが寄せられている。