1982年の菊花賞馬で、北海道・静内のアロースタッドで繋養されていた種牡馬ホリスキー(牡24)が、今年限りで種牡馬を引退し、今度同場で余生を送ることになった。高齢による体力の低下が原因。
ホリスキーは父マルゼンスキー、母オキノバンダという血統。3歳春までは目立たない存在だったが、9番人気で出走した菊花賞でレコード勝ちし一躍注目を浴びた。重賞勝ちはその1勝のみだが、天皇賞・春では2、3着と長距離では安定した強さを見せた。通算成績は19戦5勝。主な産駒にユキノサンライズ(中山記念)、シンホリスキー(スプリングS)、ロンシャンボーイ(高松宮杯)、ストロングカイザー(セントライト記念)、ラガーチャンピオン(セントライト記念)など5頭の中央重賞勝ち馬がいる。