オルフェーヴル圧勝に池添は歓喜、師は武者震い/皐月賞

2011年04月25日 12:07

皐月賞を制したオルフェーヴル(右)=東京競馬場

「第71回皐月賞・GI」(芝2000m)は24日、東京11Rに18頭で争われ、中団を追走した4番人気のオルフェーヴルが、残り200m過ぎで一気に抜け出し、後続に3馬身差をつけ圧勝。2分00秒6のタイムで、牡馬クラシックの1冠目を制した。2着は内から伸びた1番人気のサダムパテック、3着は8番人気のダノンバラード。なお、2番人気のナカヤマナイトは5着、3番人気のベルシャザールは11着に敗れた。

 池添が喜びをはじけさせた。「うれしい!デビューからずっとコンビを組ませてもらって、いつかこの馬とクラシックを獲れたらいいなと思っていたので」。全兄ドリームジャーニーですら果たせなかったクラシックVを、兄の手綱も握る主戦が見事に達成。「道中は折り合いだけを考えていた。直線では1頭分だけあいたところをちゅうちょなく行ってくれたし、抜けてからも気を抜くことはなかった。強かったですね」と鞍上は熱戦を振り返った。

 ダービーと同じ府中での1冠達成。3冠ロードを歩むうえで、この意義は大きい。「(ダービーでは)距離はこなせると思います。楽しみもあるが…プレッシャーもありますね」と、池江師は武者震いを隠し切れない。過去に行われた東京開催の皐月賞馬はシンザン、メイズイ、キタノカチドキ、トウショウボーイ、ヤエノムテキなどそうそうたる顔ぶれだ。23年ぶりの東京決戦を制した粗削りの素質馬が、より磨きをかけて、名馬への道をひた走る。

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