26日、船橋競馬場で行われたかしわ記念(交流G2・ダート1600m)は石崎隆之騎手騎乗の4番人気ナイキアディライト(牡4、船橋・出川龍一厩舎)がスタートから先頭に立ち、直線では6番人気トーシンブリザードの追撃を1.1/2馬身差おさえて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分39秒7(良)。さらにクビ差の3着には2番人気ノボトゥルー。昨年の東京大賞典(交流G1)の覇者で、今年の川崎記念(交流G1)2着後に骨折して、今回が復帰戦となったスターキングマンは、1番人気に支持されたものの、後方から追い込み届かず5着に終わった。なお、モーニングティーは出走を取消している。
勝ったナイキアディライトは父ディアブロ、母ナイキアラモード(その父スリルショー)という血統。02年9月に船橋競馬場でデビュー2連勝した後、JRAの500万特別で2戦(6、8着)。03年からは京浜盃・羽田盃・東京ダービーの3重賞を含む4連勝でジャパンダートダービー(交流G1)に臨むがビッグウルフ、ユートピアに続く3着。その後4ヶ月の休養を挟んで復帰した後は勝ち星から遠ざかっていたが、近2走は3、3着と好走していた。通算成績15戦7勝(うち中央2戦0勝)。重賞は4勝目。
鞍上の石崎隆之騎手は、同レースはアブクマポーロ、サプライズパワー、トーシンブリザードなどに続いて5勝目。管理する出川龍一調教師は同レース初制覇となった。