29日、笠松競馬場で行われたオグリキャップ記念(ダート1900m、1着賞金450万円)は、岡部誠騎手騎乗の3番人気ミツアキサイレンス(牡8、笠松・粟津豊彦厩舎)が、道中2番手から直線に向くと、逃げた6番人気タワリングドリームをクビ差交わして優勝した。勝ちタイムは2分03秒0(良)。さらに5馬身差の3着には、1番人気シノブホマレが入った。
勝ったミツアキサイレンスは、父エイシンサンディ、母ユウコウターナ(その父ターナボス)という血統。父エイシンサンディの産駒には、3月に行われた桜花賞トライアル・チューリップS(G3)をデビューから3連勝で制したエイシンテンダー(牝3、栗東・武邦彦厩舎)や、北関東3冠馬フジエスミリオーネ(牡4、川崎・村田六郎厩舎)などがいる。同馬は99年9月にデビュー。これまでに、01年名古屋グランプリ(交流G2)や、01、02年佐賀記念(交流G3)連覇など重賞8勝の成績を残しており、昨年9月の笠松競馬場で行われたオータムCでは2年7ヶ月ぶりの勝利を挙げている。昨年12月の東海ゴールドC以来以来のレースだったが、休養明け初戦を見事勝利で飾った。通算成績50戦13勝(JRA14戦0勝)。