重馬場のなか、併走馬に楽々と先着したギベオン(撮影:井内利彰)
新馬、フリージア賞と連勝した後、毎日杯は2着だった
ギベオン(栗東・藤原英昭厩舎)。デビューから3戦、すべて違うジョッキーが跨っているが、次走予定のNHKマイルCもテン乗りとなるM.デムーロ騎手が騎乗予定。今朝25日はそのジョッキーが騎乗しての1週前追い切りとなった。
朝一番、雨の降りしきるCWコースへ
フランドルとともに入場。他厩舎は重たい馬場を懸念して、テンを控えていく追い切りが多かったが、こちらは5F標識を過ぎたところから、しっかりと加速していくラップ。ぐんぐんと
スピードに乗っていったが、前との差は1秒以上あるままで最後の直線へ。
差があっても追いつかないのは、M.デムーロ騎手が跨った追い切りではよく見かけるシーンだが、今回は直線半ばで仕掛けて前に追いついていく走り。さらにギアが上がり、前を簡単に捕まえると、楽々と先着してゴールした。
時計は6F82.0〜5F66.4〜4F52.3〜3F38.9〜1F11.9秒。馬場状態を考慮すれば、高く評価できる数字。
スピードと
パワーを兼ね備えた走りは素晴らしく、1週前追い切りとしては文句ない内容となったのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)