◆第39回ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル、良)
2022年JRA・G1の最後を飾る2歳中距離ナンバーワン決定戦は18頭が出走して行われ、2番手からレースを進めた14番人気の
ドゥラエレーデ(牡2歳、栗東・池添学厩舎、父
ドゥラメンテ)がバウルジャン・ムルザバエフ騎手を背にゴール寸前で差し切り、G1を初制覇。2023年クラシックの最有力候補に躍り出た。勝ち時計は2分1秒5。
2着に逃げた7番人気の
トップナイフ(横山典弘騎手)、3着に6番人気の
キングズレイン(ルメール騎手)が入り、3連単は246万6010円の波乱となった。福永祐一騎手騎乗の2番人気
ファントムシーフが4着、1番人気の
ミッキーカプチーノ(戸崎圭太騎手)は5着、JRA・G1完全制覇のかかっていた武豊騎手騎乗の
セレンディピティは8着、G1初騎乗となった今村聖奈騎手騎乗の
スカパラダイスは18着だった。
福永騎手(
ファントムシーフ=4着)「体が大きくなっていたのもあって、返し馬の時の反応が前回よりも鈍くてそれがスタートに出てしまった。結果的に1週前にもっとやっておけば良かった。流れが落ち着いてしまて、スペースができるまで我慢してくれたけど、伸びてはくれたんだけどやっぱりモタモタしました。結果に結びつかず申し訳ない」
Cデムーロ騎手(
セブンマジシャン=6着)「向こう正面で外から来られた時に少し引っ掛かった。直線で追い出したけどペースも遅くて難しかった。まだ馬が幼いので今後成長していってくれると思います」
松山騎手(
ハーツコンチェルト=7着)「スタートは前回より出てくれました。厩舎で練習してくれて1歩目は出たんだけど二の脚がつかなかった。展開的にも向かなかった」
イーガン騎手(
ジェイパームス=10着)「体はできているけどまだ精神的に幼いですね。馬群で運ぶ競馬に慣れてくれれば」
Mデムーロ騎手(
グリューネグリーン=11着)「伸び切れなかった。気持ちの問題かもしれない」
横山武騎手(ヴェルデンベルク=12着)「先行するプランだったんですが駐立が悪かった。きょうは力を出し切れませんでした」
斎藤騎手(
ボーンイングランデ=13着)「まだキャリア2戦目ですからね。そのなかで上手に馬群で競馬をしてくれてそこまで差はなかったですから。もっと経験を積めば良くなってくる馬ですよ」
坂井騎手(
フェイト=15着)「勝ち馬の後ろのポジションが取れて現状の力は出し切れたと思う。まだこれからの馬なのでいい経験になれば」
三浦騎手(
ガストリック=16着)「ゲートを出た時の
スピードの乗りが良くなかった。3、4角で手が動いた分伸び切れなかった。うまく乗れずに申し訳ない」
水野調教師(
モンドプリューム=17着)「出遅れてしまいましたからね。切れる馬じゃないのでああなると仕方ないです」