6月1日、東京競馬場の芝2400mで行われる日本ダービー。ここに出走を予定しているクロワデュノールが今朝14日、レースに向けた2週前追い切りを行っている。

　北村友一騎手が跨ってCWへ入場して、ルシフェルを追走。5F標識から4F標識の区間通過が15秒を切るラップだったので、そのまま速くなりすぎないように、3コーナー手前で一旦ペースが緩むが、そこでも折り合って追走。

　少し息を入れるような感じで4コーナーを回っていくが、走りのリズムやバランスはスムーズ。最後の直線に向くときっちりと加速する体勢を整え、外からルシフェルに並びかけていき、2頭で加速してゴールでは同入となった。

　時計は6F83.4〜5F68.2〜4F53.6〜3F38.0〜2F23.3〜1F11.4秒。6Fの数字としては決して速くなかったが、走りに滑らかさがあって、気持ちもそこまで高ぶっていないのかなというところで、非常にいい雰囲気を感じた。2頭併せで追走して外を回るというのは今までになかったことだが、そういった微妙な部分で負荷が掛けられている点にも好感が持てる。

(取材・文：井内利彰)