重賞2勝を挙げる
ラヴェル(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎、父
キタサンブラック)が、現役を引退することが10月7日、分かった。キャ
ロットクラブがホームページで発表した。
10月12日のアイルランドトロフィーを目標に調整を進めてきたが、1週前追い切り後に左前脚に腫れが見られ、出走を断念して放牧へ出された。ノーザン
ファームしがらきで改めて検査を行ったところ、繋じん帯に炎症を起こしていることが判明した。治療にかなりの時間を要し、6歳3月の引退期限までに万全の状態で復帰することが難しいと判断され、矢作調教師との協議の結果、現役続行を断念することが決まった。
同馬は2022年にデビューし、2連勝でアルテミスSを制し、重賞初挑戦Vを飾った。2023年のオークスでは4着に入り、古馬となってからも昨年のエリザベス女王杯で2着に好走。続くチャレンジCで2年ぶりのタイトルを獲得するなど、一線級で活躍を続けた。
6月の府中牝馬S9着がラストラン。通算17戦3勝。総獲得賞金は1億6594万7000円。